木工制作

椅子工場じゃないか・・・。

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昨年末に準備ができた食卓椅子10脚の部材を、2脚づつ組み上げていくことにしました。サンディング-->組み上げ-->塗装-->座編みという順に、順次進めます。

サンディングだけ10脚こなし、組み上げも10脚連続でやると、同じ作業が延々と続くので、浮気性のワタクシはすぐに飽きてしまって続ける自信が無いのです。

順調に進んで来て、9脚目の組み上げの時にショックな事態が発生。

矢印の所が破断しています。ホゾの幅方向がホゾ穴に対して厚かったと推測されます。幅方向のホゾは手で押し込める厚みというのが常道ですが、この部分は厚過ぎた様です。

こういう事が無いように、ホゾの嵌め合いは事前に確認するのですが、確認ミスですね。

補強して誤魔化せますが、お客様には渡せません。サンプルとして保管する事にします。

泣く泣く11脚目の部材を揃えます。同時に追加受注になったスツールも進行します。

いえね、家事の途中でちょっと腰を下ろしたい時に使うスツールが欲しいんですと。

でもまあ、こういう事態を予想してた訳じゃないんですが、治具を捨てないでおいて良かったです。

定番の食卓椅子のスペックが固まってきたと感じていたので、捨てずに保管してたんです。

10脚全て揃いました。5月の納品までスタンバイです。

で、これはスツールと、サンプルとして残す失敗作。

塗装が済んで座編みを待つばかりです。

座編みは随分上達してきて(何しろ斎田式座編み椅子はこれで30脚を超えましたからねえ)、1脚当たり1時間20分ぐらいで出来るようになりました。でも、1日当たり2脚以上はやりません。右手が腫れ上がって翌朝歯磨きにも難儀するのは嫌ですから。

サンディング、組み上げ、塗装、座編みを、1日に2脚づつローテーションで廻しました。

椅子11脚とスツール1脚、完成です。

こういう単位の受注は初めてだったんですが、何だか忸怩たる思いがこみ上げてきました。

いや、贅沢な事を言ってるのは解ってるんですよ。でもね、ある意味楽しく木工をしたいのに、同じものを沢山作ってると何だか工場になったみたいで・・・・・あんまり楽しくないような・・・・。

スンマセン、顔洗ってでなおしまっす。

ジャカジャン。

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