木工制作

食卓テーブル小さい方

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大きい方のテーブルがひと段落したので、小さい方に掛かります。

小さいとは言っても甲板サイズは1600X840なんでそこそこの大きさではあります。

甲板は6枚矧ぎで1380の長さに木口側に110の端嵌めを付けてあります。

写真は撮ってないんですが、最初に2枚づつ3セットを張り合わせ、目違いを払って厚みを揃え、次にその3セットを矧ぎ、所定の長さ、幅に揃えて平面出しの鉋掛けをし、最後に端嵌めをセットします。

今回は甲板の接合に雇いざねを採用しました。小さなものでは日常的にビスケット接合を使っていますが、これだけの大きさだと雇いざねの方が目違いが小さくなって後の平面出しに有利だからです。

でも、馬鹿だからこういう失敗をしてしまいます。右の溝が正しい溝、左はルーターのポジションをストッパーの手前でロックしたために出来た誤った溝です。幸い1枚目の溝切が40センチぐらい進んだところで違和感を感じて中断したので大きなミスにはなりませんでした。溝切りBITを一気に9mmカットする勇気がなかったので、半分ぐらいの深さで始めたのも幸いでした。

捨てずに(捨てられないで)取っておいた端材の中から適当な厚みの物を選んで補填材を作ります。厚みは2mm強なのでカッターナイフで必要な幅に割って使います。

甲板を矧ぎ終わったら、間を置かずに一気に作業スピードを上げる必要があります。

このテーブルは2枚の板脚を左右に配置し、甲板との接合部は吸い付き蟻桟になるので、甲板が動かないうちに蟻溝と蟻桟を完成させて、納品までの間の反りを押さえておく方が無難だと判断したからです。

写真は、最初に勾配定規で引いたアリ溝を作り、それに合わせた桟を調整している段階です。蟻溝の方は手前入り口側38mm幅になっていますが、それほど厳密に加工する必要はありません。右側のラインが木口に直角で、左が先に向かって僅かな勾配で細くなっているんですが、この勾配角度は厳密に加工しておきます。

溝を切り終わったら桟を加工するんですが、桟の方は38mmプラスアルファの凸型のカットをした後、直角になる側の蟻加工を済ませてから、勾配側の蟻加工に進みます。

今回の場合は入り口側38mm、奥側36.7mm位の勾配ですから、最初は38mmマイナスぐらいで始め、手で押し込んでみて徐々に幅を調整していきます。

教科書的には7割ぐらいを手で押し込めるまで加工を勧め、残りはクランプで追い込むとなっていますが、経験的には8割強まで追い込まないと難しいと思います。

反対側も同様に加工しますが、溝の幅は必ずしも左右同寸ではないので、必ず現物合わせで、左右は別物と考えて加工を進める必要があります。

左右とも無事加工完了して一息ついているところですが、余分な桟が1本。

恥ずかしながら、これはゴミ箱行きの運命です。1本目の加工が終わって2本目の加工に入り、勾配側の最初の1カットの時何だかおかしいなあと思いながらカットしていたんですが、案の定加工サイドを間違えていました。

2本の蟻溝は、外側が直角で内側に勾配が付けてあるので、逆側に勾配を付けるんですが、確認を怠ったが故のミスです。

こういうミスは幼少のころからのワタクシの癖なので、それほど落ち込むことはありません。会社勤めをしていた長い年月でも数えきれないミスをしましたが、それほど慌てる事も無かったです。永年の間に、迅速かつ的確にカバーする能力を培ってきたからです。それにしても・・・・・クヤシ~~~~~!!!グスン。

完成した吸い付き蟻桟を装着して作業台脇に仮置き。この状態で納品まで待機して貰います。

エッジ部分は表から裏に向かって僅かな傾斜で狭くなるデザインです。子供さんがいるので角は12mmの小丸になってます。

ちょっと裏技をご紹介します。

ひこばえ(幹から出たごく小さな枝で、サクラの類には頻繁にみられます)の節廻りに小さな逆目掘れが見えます。こういう部分は意外に厄介で、鉋では取り切れない事が多いんです。節の中心に小さな割れがあることも多いです。

凹んだ部分に瞬間接着剤が盛り上がるように着けて、固化促進剤を吹き付けます。

こういうコンビで事に当たって貰います。

固化したらサンダーで平らになるように削って完了です。

こういう部分もあります。これは内部に出来た小さな割れを、木が樹脂を分泌して自己治療したものです。多くは隙間があり、指で触ると違和感を感じます。

これらもそうですね。

私の場合は主としてチェリーかハードメイプルを使ってるんですが、チェリーの場合はこういう小難点が圧倒的に多く、その修正・回復に手間が掛かります。

こういう裏技は普通公開しないのが大人の対応なんですが、どうしても喋りたくなっちゃいました。馬鹿だよね。

長くなったので・・・・・             つづく。

 

 

 

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