木工制作

完結編のおまけ

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作り直しに追い込まれたミニテーブルですが、現状手持ちのメイプルの1インチ材は板幅が狭く、19センチ以上の材はこれしかありませんでした。

いえね、前にも同じものを作った事があるんで、電話してサイズを計って貰ったんです。

これなんですけどね。

「横幅60センチ、奥行き20センチですね。」

「幅60は広すぎますよね、50以下で良いんじゃない?」

「いえ、60でギリギリですね。60以下だったら大皿2枚乗せるのがしんどいです。奥行きも狭くない方が使いやすいです。妥協しない方が良いですよ。」

っていう事なんで、致し方なく秘蔵してあったカーリーメイプルを奢ってあげる事にしました。

カーリーメイプルは、値段自体はそれ程高いわけではないんですが、いつでも手に入るっていう保証は無いので、あるときに買って寝かせて置くんですが、普通の家具に使う事は少ないんで、弱小工房にとっては大量に買い込んで資金??を寝かせておくのも無理があるんです。

今回のは3年ほど前に4枚だけ買った、残りの2枚の内の1枚から木取りしました。少しピンク掛かった色合いが気に入っており、大事に使おうと思っていたんですが、致し方ありません。

おまけとは言うものの引っ越しまでには揃えてあげないと、折角の好意が無駄になるようで嫌なんです。

小さな木片が普通にあるメイプルです。ご覧の通りほんのりと赤みが差しています。

当たり前ですけど鉋屑もピンクです。

カーリーの場合は、とりわけ鉋掛けに神経を使います。1枚上の写真で色が濃く見えている部分が硬く、薄い部分が柔らかいので、半端な研ぎの鉋では歯が立ちません。キンキンに研ぎ上げた鉋でなければ、いつまでたっても指先に凹凸を感じるレベルにしか仕上がりません。

サンディングも必要最低限でやめないと、鉋掛けで得た平面が崩れて凹凸が再現されたりします。

塗装して完成。何とか施主様の引っ越しに間に合いました。

カーリーメイプル特有のシルキーで上品な陰影が出ています。

「おまけ」でこんなものを作ってたんじゃあ、そのうち工房が立ち行かなくなるっていうご意見もございましょうが、百も承知。

良いんです。あと10年、10年後には体力と判断力が衰えて木工は続けられなくなるんでしょうから、それまで工房を維持出来たら良いんです。

コロナのせいで海外旅行にも行けないんで、その間にお小遣いの蓄えも出来た事だし、何とかなるでしょう。マイペンライ、ネハン。

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