カナディアンカヌー

遊びをせむとや生まれけむ

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8月の初旬に恒例の山陰釣行の時、こういう物を買ってきました。

一番上は16フィートカナディアンカヌーの設計図です。

次はその1/12模型のキットで、その下が製作用解説書です。但し英文。

模型キットと設計図には和文の解説書が付いていますが、要点のみの抜粋なので詳細は英文の本を読みこんでねって構えです。

なんでこんな物を買ったかっていうと

1. もともと船や海が大好きで、伝馬船を作ろうと本気で夢想していた時代もあった。カティーサークやら日本丸やらの縮尺模型はいくつか作った事がある。

2. 1昨年ぐらいから家具の受注が徐々に減ってきて、昨年末の大型受注後の仕事が続かない予感があり(事実その傾向あり)、その場合何をするかを考えていた。

漆と竹細工は続けるが、漆の場合同じものを大量生産する(たとえば汁椀を100個つくるとか)以外は、1日当たりの所要時間は30分とか1時間で、その他の時間をやり過ごすことができない嫌いがある。

竹細工の方は、作業が単調で長時間かかるものの、単調さが災いして丸1日続けるのは至難の業だと思える事。

3. それで思いついたのが家具作りに近いカヌーの制作って訳です。いや、作ったからと言って自分で水に浮かべて漕ぐかどうかは甚だ疑問はあるんです。車の屋根に積んで、現場で下し、遊んだ後又車の屋根に積んで帰ってくるっていう事は想像できません。

つまり、このカヌープロジェクトは作って終わりになる公算大なのであります。

4.この手の物は、湖の多い関東方面が盛んで、カヌー工房や自作を支援するショップもそちら方面に限定されると思い込んでいたんだけれども、ショップとして一番充実したサイトを詳細に見ていて、近隣の島根県の山奥にあることを発見。

という訳で、釣行帰りに立ち寄って写真の物を入手してきました。

構想(夢想かも)としては、まず最初に1/12模型を作って大まかな作り方を把握する事。同時に製作上の重要なポイントを把握すること。

次にフルサイズの設計図を元に1/3モデルを作ります。この段階で更に細かいテクニックを詰めていきます。

最後にフルサイズ(艇長16フィートです)を作ります。

自作ブログなんかを見ていると、大体の工程やテクニックは同じようですが、細かい点ではいくつかの相違点があるようです。

私が違和感を覚えるっていうか、俺ならこうするがなあっていうポイントが幾つかあって、1. ハル(船腹ね)を構成する部材の接合が曖昧な事。2.同じくハルの外側と内側の段差や微妙な誤差を修正する方法がいかにもアバウトな事です。

つまり、スクレーパーやサンペ主体の工法で、鉋を使えばもう少しましな仕上がりになることが容易に推測できるんです。

ま、最終的には俺が作った方が完成度は上がるわなあっていう感じがしてるんです。

ご存知のMDD君の父上の会社に依頼してこんなものを作って貰いました。フルの内側容積は36Lです。奥行き180X深さ200X幅1000です。

用途1. 竹細工の染色に使います。縁などに使う長め(90cmぐらい)の材料が染められるサイズにしました。染料による腐食を避けるためにステンレス製です

用途2. 椅子などの曲木加工が必要な部材の煮沸にも使います。但し注  文があればの話ですけれど。

用途3. フルサイズカヌーの船首・船尾のステム(カヌーの場合普通は竜骨が無いんですが、船首・船尾だけに竜骨風の補強材を配置する)用の材料を煮沸するのに使います。

熱源は卓上コンロ2台にします。

ヘタな絵で依頼したら、3日後にはできてきました。破格のお値段でした。持つべきものは人的ネットワークじゃね。お返しはMDD君に行くと思います。

1/12模型の骨格が出来ました.この上に細くて薄い部材を貼り合わせて船体を作って(丸い台形の上半分ぐらいです)いくんですが、レーザーカットされた型板を指定の1インチ間隔で並べてみると、2~3か所繋がりの悪い部分があります。ま、模型じゃからこんな精度でも致し方無いじゃろうね。

1/3モデルとフルサイズ用の船腹の材料を、いつも家具材を買っている大川の材木屋さんに依頼しました。

1/3用が5mmx12mmx1800mm 60本、フルサイズ用が6.5mmx23mmx3000を150本です。いずれも杉材。

最終的には2年後の夏前に完成させるつもりで始めます。勿論製作過程は全て詳細に報告します。

家具--漆--竹工芸 では足りずに、カヌーまで手を出すなんてっていうご批判はございましょうが、まだまだ他にもやりたいことが一杯あるんで、これでもセーブしてるつもりなんです。

「わがみさへこそゆるがるれ」なんだわぁ~~~。

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