2回目のサンディングに掛かります。
120番で万遍なく。奥側から手前に向かって半分ほど済みました。手前側はまだです。削った粉が表面にくっついて目詰まりを起こすので、サンペの消耗が予想以上です。
それより大変なのは、腕。サンダーの振動が腕に来るので1日1時間以上やるのは考え物です。
船首(船尾)部に何やら変な影が見えてます。これは向こう側の余分なクロスを手前に逃がした跡で、クロスが2重になった部分です。重なった部分の段差が無くなるように、強引にサンディングします。
全体を一通りサンディングしましたが、まだ均一になったとは言えないようです。
光った部分は周囲より凹んでいて、サンペが当たっていません。
ここまで1日の作業です。時間にして80分程ですが、腕がしびれて他の作業が出来なくなるので続きは翌日に持ち越し。翌日はサンペの番手を180番に替えて更に均一になるようにします。
しかし、外側だけで1回のサンディングに80分も掛かるという事は、フルスケールの時には9倍の面積になるので、720分掛かるっていう事です。720分って事は12時間? それを内外合わせて6回?考えるだけで恐ろしい・・・・・。
FRPコーティング3回目終了。
綺麗じゃなあ・・・・。
気分を変えてチェストの方です。構造部分が組み上がったので、引き出しの嵌め合い調整に掛かります。
吊り桟を仮にセットして引き出しを入れてスムーズに動くように微調整。今回の引き出しはアウトセットなので、見えている部分に鏡板が付きます。その為には框に対して前板が均一に沿うように収まってくれないと失格です。左右のどちらかに振れてしまい、片方が框と同じ位置まで入った時に、もう片方が框の外にはみだしてるって言うパターンが多いです。引き出しを組む時に左右に振れたまま組み上がるのが原因ですが、今回は一杯だけで済みました。
但し、致命的な失敗をやらかしていることが判明。しばし絶句、しかる後48時間以上善後策を練るっていう破目に陥ってしまいました。
解りますか?縦が右の側板、下にあるのが前板です。底板が嵌まる溝が天地逆になっています。・・・・・どうするんじゃろう????
左側も逆です。当たり前じゃろうが!!
そういえば、組みあがり後の目違い払いの時に蟻組みの接合部に僅かな隙間があるなあって思ってました。