これは4月12日の画像です。例によってMDD君に助っ人を頼んで内側の布着せに掛かりました。
1回目のFRP塗装につづいて、2回目のFRPホットコート塗装です。塗料にワックスを混ぜて酸素を遮断し、完全硬化させます。
研磨開始です。サンダーが使いにくいので手作業で開始しましたが、1時間必死で研磨しても船底からシアラインにかけて(つまり半分ね)80センチぐらいしか研磨できません。
あらかじめ予想はしていたんですが、ここから研磨地獄が始まりました。
内側のカーブを研磨するのに役立つだろうと準備しておいた、アールの付いたサンダーのベースですが、これに普通のサンペを付けても使い物になりません。船体のカーブに完全には合わないので、サンダーが跳ねて上手くいきませんでした。
そこで、スポンジ付きのサンペを両面テープで貼り付けて使用しますが、切削屑が熱でサンペに着いてしまいます。
サンペの消耗が激しく、20枚セットを購入しましたが残ったのは4枚です。
サンダーが使えるからって楽になる訳じゃあ無いんです。1時間で1.5mが限界です。それ以上やると振動で右手がジンジンして耐えられませなんだ。
研磨地獄を延々とやっていてもつまらないんで、この辺でやめておきますが、4月12日にFRP塗装して、研磨が終了したのは5月2日。つまり3週間掛かったという事でご推察願いたい。 です。
その間にパドルの削りが終わりました。全て手鉋による整形です。主として使ったのは反り鉋と南京鉋です。チェリーじゃなくてもう少し柔らかい材にして、FRP樹脂で仕上げるのが合理的だと思いました。