
いきなりで恐縮ですが、ほぼ完成しました。左が台頭、右が台尻です。送っていただいた金具は、確認したところインチ規格のネジのようで、使えませんでした。
その辺に転がっていたチェリーの端材で、「とりあえずやってみた」って感じです。
一つ一つのパーツがすべて行き当たりばったりで作ったので、あちこちにおかしな所がありますが、今回はそのおかしな所を見つけて、本番の制作に向けて修正点を見つけるのが目的です。
チェリーでは材の堅さに不満があるので、本番は斧折れ樺=梓と、ヤマナシを使う予定です。
前回の3丁の鉋の下端に貼ってあるのがヤマナシで、抜群の緻密さが特徴です。斧折れ樺は国産材最高硬度を誇る超堅木です。緻密さ、曲げ強度も最高の部類でしょう。何しろ弓の材料にしたぐらいですから。

左から刃をセットした90度のパーツ、それを台にセットして抑え込む端材、定規と鉋身本体です。

刃をセットする90度のパーツです。何て呼べばいいんだろう?刃が所定の位置にセットされるようにストッパーを付け、ネオジウム磁石4個で固定します。
最初妄想段階では刃は穴をあけて動かないように固定することばかり考えていましたが、そういうレベルの固定の必要が無いと気づきました。

片方の刃をセットした状態です。この状態で左側と下側のストッパーが効いており、磁石もかなりな強度なので、手で外そうとするとちょっと手を怪我しそうな感じです。

アッチャー、酷いピンボケですね。さっきのパーツを適切な位置にセットし、5ミリほどの板を差し込んでロレットネジ2本で締めこみます。これで刃が動くことは無いと思います。

下端から見るとこうなっています。この状態で1.8ミリ程の深さに削れます。
問題は2枚の刃がV字型に接する頂点の部分です。前回もちょっと触れましたが、この部分は可能な限りピッタリ合わせておきたいので、研ぎに気を遣う必要がありそうです。

専用の研ぎジグを作りました。左右の角度は実は微妙にずれていましたので、均等になるようにストッパーを付けてあります。

裏側はHCで売っていた一番小さい戸車を買ってきて、通常とは逆向きに付けてあります。21本使ったのは左右に振れないようにするためです。鎬面に赤いマジックを塗って削れ具合を見ながら研いでいきます。
刃先角が15度ぐらいになっているので、目の粗い砥石で返りが出るまで研ぐと、返りが剥がれて刃先が欠損し、研いでも研いでも切れる刃が付かなくなる危険性が高いと思うので、返りを付けるのは2000番以上にしておきます。
従って最初のうちは時間が掛かってしんどいですが、だんだん早くなっていくと思います。
薄い刃でシャクる様にカットするので、刃を研ぐ頻度がどの程度になるか不安ではありますが、まあ、やってみなけりゃ分からんことを悩んでてもしょうがないんで、後日の検討課題でしょうね。
その4につづく。