木工制作

牛の歩みか?

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「ザ・イス」の部材を切り出しました。今まで作ってきた家具類に比べると、何だかゴロンとした木の塊みたいな感じです。脚部は50mm厚で統一し、背もたれがはまる部分は35mm厚です。

この後曲線部分をバンドソーでカットするんですが、接合前にするか接合後にするかをよく考えてからやらないと途中で加工不能になりそうなので、考えてばかりでなかなか前に進みません。

背もたれ部分に開けたホゾ穴なんですが、当然ながらバンドソーで挽く前に開けてあります。その時の基準面のカットに一抹の不安があったので、一晩考えた末確認方法を思いつきました。もし穴の位置がずれていたら、最悪組みあがらないか、組み上がったとしてもどこかに無理な力が掛かって、歪んだ仕上がりになります。

ホゾ穴にダミーのホゾを作って差し込みます。この上にもう一方の部材を重ねてみて、ちゃんと入ってくれれば合格って事です。その時左側の斜めの傾斜部分=座面の支柱部分に接続する面がぴったり合っていることも絶対条件です。

結果ですが、ホゾ穴の方は右から2番目の一番小さなホゾ穴が上下方向に0.5mm程ずれているほかはOKでした。座面の接合部分の方は0.3mm程ですがずれています。この程度なら許容範囲かもしれませんが、気になるので徹底チェックのうえ際鉋やらサンドペーパーなどで必死で修正。こういう修正はやりすぎると無残な結果になるので気を使います。

一番左のホゾ穴の辺りの変な形は、接合時のクランプを掛ける為です。接合後のカットになります。

一つ一つの工程を考えながら進めるので、頭はフル回転してるんですが、肝心の工程はなかなか前に進んでくれません。

シガレットケースですが、2つ目を作りました(=右側です)。

こうやって反りを防ごうって魂胆です。

ヒンジ部分も、これなら多少無理な力が掛かっても大丈夫でしょう。

 

・・・・・でも、これは没。

横幅が広く、ドテっとしていて美しくないです。

3つ目はちょっと違う構造で作ります。

え?まだ作るんかいって?作りますよ、ええ作りますとも。こうなったら意地です。

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