雑記帳

展示会

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このレトロな建物は何かっていうと、門司港にある旧大阪商船ビルです。

門司は戦前大陸航路の起点となった港町で、大手商船会社が例外なく拠点を持っていました。南方航路もここを拠点にしており、バナナのたたき売り発祥の地としても有名ですよね。

ちょっと前の11月2~4日、この建物の2階で、北九州の木工仲間が展示会をするっていうので参加しました。

福山から300キロ足らずなので、車に展示品を積んで出かけました。

真ん中に見えているのは1番人気のIphone用の拡声器です。板を糸鋸で丸く切り抜き(少しテーパーを付けてある)、段々奥に押し込んでラッパ風の形状にしたもの。

ラッパの根元にスマホをセットして音楽を鳴らすと、びっくりするぐらい大きくてまろやかな音になります。

しかしまあ、よくこんなものを考え付くわ。他にも楽器のラッパ部分を使ったり、古い蓄音機の拡声器部分を使ったりしたものなど30以上もあったでしょうか。

2番人気はこの椅子。「グライダーチェア」っていうんですが、これは素晴らしかったです。USAではごくポピュラーな揺り椅子なんだそうですが、日本では殆ど見られません。試しにググってみましたが、多分USAでは最も安価な部類に属すると思える量産品の安物が1点ヒットしただけです。

土台になる部分と上部のグラインドする部分を専用のベアリングを仕込んだ金具と連結用アームで繋いであります。

普通のロッキングチェアは重心線上部の1点を中心に単純な円運動をするだけなのですが、この椅子は円運動の中心が2点あり、前後の動きに上下の動きが加わって、独特の揺れ方をします。来場者に強引に勧めて、50人近く座って貰いましたが、全員がびっくりしたような顔をして「気持ちいい」って言いました。ダメって言ったり、ちょっと考えたりする人は皆無。

これはちょっと驚きです。何とかして弊工房の定番椅子にしてみようと思います。

専用金具は椅子に8個、オットマンにも8個で16個。80ドルに運賃や関税等が掛かって1万ちょい掛かりますが、価格面はさておき発注者の満足っていうことを考えると、稀有な「外れの無い」椅子って事になるでしょう。

取りあえず2脚分32個の輸入手続きを済ませました。

こういう「ホンワカおもちゃ」系も人気でした。真ん中に座っているおじいさんが居眠りしてコックリコックリするっていう芸の細かさが笑えます。

これは「グリーンウッドワーキング」っていう、生木を削って家具やカトラリーなどを作る趣味?の実技指導風景。生木なのでサクサク削れて面白いです。

実技指導は元中学校の技術家庭の先生。やっぱ教え方が上手です。

女性が座っている「削り馬」が良く考えられた逸品で、ググってみたら設計図を売ってました。=千円なり。

という訳で、ちょっと間の抜けた展示会報告でした。

え?私の? 普通の家具はこういう展示会では影が薄いですね。来場者の8割以上が素通りしてました。

 

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