いつも行っている散髪屋の兄ちゃんが「別のお客さんで家を建て替える人がいて、花梨のテーブルとイスを引き取ってくれる人を探してるんですが、要ります?」って言うんで貰ってあげました。
テーブル甲板と、右奥に椅子が四脚とテーブルの板足2枚などです。
甲板は重すぎて一人では車に乗せられませんでした。ガタイのいい兄ちゃんの奥方に手伝って貰いました。サイズは36X1500X850 で、計算すると47キロぐらいでした。
当面何かを作る予定はないので、空きスペースに保管小屋を作ろうかと思っていましたが、バラして材木状態にすればいいんだと気づきました。2X材も値上がりして一時の倍以上になっており、ばかにならない出費になりますからねえ。
気になるー1
まずは甲板から状況確認。甲板裏に仕込まれた滑り蟻桟がかなり浮いて剥ぎ面が切れかかっています。後で気づいたんですが、浮いてるんじゃなくて外れてました。
ここは剥ぎ面が完全に切れて、3mm程の段差ができています。
気になるー2
最初に蟻桟を外さなければいけませんが、よく見てください。桟が斜めに切り落とされていて、クランプを掛ける余地がありません。つまり、不具合が出たときに蟻桟を外して修理することを想定していなかったようです。
仕方がないので手鋸で斜めの部分を切り捨てて、クランプを掛けて外しました。
これが1本目を外したところです。木端に挿入した蟻溝隠しの部材と甲板本体が塗料でくっついており、木端の一部が破損してしまいました。
つまり、蟻桟を仕込んで隠し部材を入れてから塗装したっていうことでしょうね。ニスが隙間から入り込んで接着剤のような役目を果たしたって訳です。
おかしな事をするなあって思いながら先に進んで行ったんですが、なんとまあ、これが驚き桃ノ木の始まりだったんです。
突っ込みどころ満載で楽しくってしょうがないから、この楽しみを皆さんにもお分けしてみようと思います。
え?木工はやめたんじゃあないのかって?いえ、やめるとは一言も言うておりませぬ。楽しくないって言っただけです。
それに、これは木工とは言えんじゃろう。家具解体っていうか、材料調達行動っていうか、まあ木工周辺の雑用じゃあないだろうか。
こりゃあひどい2につづく・・・・・
今日のおまけ
5月の山陰釣行の時の夕日です。太陽は水平線のすぐ上に掛かった雲の中にあります。西方浄土への光の道がくっきり、彼方まで続いています。ありがたやありがたや、きちゃない現世で苦しむよりも清らかなこっちが良いよ、ねえちゃんも奇麗だし、早くこっちにおいで・・・と誘っておるようではありました。
ナムアミダブツ南無阿弥陀仏、ナ~モアミダ~~ンブ~。合掌・礼拝。
つづく。