木工制作 竹工芸

卓上整理棚と木製ヒンジ

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いきなりで恐縮ですが、壁際の作業テーブルの上に置く、小さな整理棚です。 資料やら小物類がテーブル上に散乱するのがみっともないって言うんで、先に作った足元の棚とセットで受注したものです。

想定では板厚3分(9mmね)だったんですが、1インチ材半割り工程で、想定以上の反りが出てしまい、仕上がり厚7mmになってしまいました。

それでも板幅28センチ/14センチ2枚矧ぎだと、どうしても反りが出てしまいます。 完全に反りを無くそうとすると5mm以下になりそうだったんで、適当なところで妥協。棚板と帆立の組立て仕口は5枚仕立て大入れ通しホゾですが、反りのある板を組むには大入れの溝が甘くなるのは仕方ありませんね。

製作途中は不満部分が多く、いやいややってましたが、組み上げてみると意外によくできています。

何より7mmの華奢すぎる板厚が効果抜群で、見た目の軽快さを感じさせるところが気に入りました。仕口の曖昧さを差し引いてもおつりが来ます。

次は小物も小物、幅24mm・羽幅7mmというミニチュア蝶番を作ります。使う材は紫檀の薄板。一番左が6mm厚x10.5mmの板から羽部分3mm・軸部分6mmのL字様に切り出した長材です。

その右が定寸幅24mmにカットしたもの、その右が回転軸が噛み合うように雄雌に切り欠いたものです。

こういう風になります。

軸になる部分に1.5mmの穴をあけて、真鍮の軸を挿入します。

ネジ穴を開けて完成ですが、ネジ穴の位置が微妙にずれてみっともないです。他にも何点か細かい部分が気に入らないので作り直します。 加工材が極端に小さいので普通のやり方では加工不可能なんですが、加工をするための治具や加工手順、注意点なんかは頭に入ったので、次作るときには大丈夫と思います。

何に使うかというと、

以前にちょっと話題にした「勝竹斎」先生のティファニー型ハンドバッグです。 上下同じ口径の網代籠を蝶番で繋ぐんですが、このサイズだと市販品で見つけられるのはペラペラの安っぽい真鍮の蝶番しかありません。本物は18金の蝶番だそうですが、そんなものは入手不能です。それなら自分で作るしかないじゃないですか。

問題は残っていて、口金の方がまだ決められていません。夢の中でも考えてるんだけどなあ・・・・。

おわり。

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