木工制作

うたちゃんの子ども椅子バージョン1.2.

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制作中のうたちゃんの子ども椅子が、途中経過無しでいきなり完成です。右の大きい方がベビー期用、左の小さい方が幼児期~少女期用です。ベビー期用は多分満2歳ぐらいまででしょうから、使用期間は短いんですが、いろんな安全策を講じているのでやけに重厚な仕上がりになりました。

左の方はベビー用を卒業してから小学校高学年、あるいは中学生ぐらいまで使うので、使用期間は長いですが華奢な作りになってます。

ベビー期用のUPです。座面と足置きを成長に合わせて位置変更できるようになってます。写真にはありませんが、テーブルも前に出せるようにし、ガードも可動式です。

こちらは幼児~少女期用。テーブルは無く(本来の食卓テーブルを使う)、足置きだけが可動式で付いています。成長に合わせてまずは畳摺り(一番下の前後に渡してある桟です)を外し、次に脚下部をカットして徐々に座面を低くしていく計画です。

基本的な構造は父さんや母さんの椅子と同じにしてあり、座面も同じように編み座にしてあります。違うのは足置きと肘掛(というより、これは柵としての役割です)、座面の奥行きを狭く、幅を大きめにしてある点です。徐々におとな用の椅子に近づいていくっていう感じですね。

先日納品しましたが、ダミーでテストした時には大泣きしていたうたちゃんが、納品時には上機嫌でベビー用に座らせると大喜びで奇声を上げて笑っていたので安心しました。

これは大人用の食卓椅子10脚分の部材群。1画分の部材数は14と少ないですが、10脚分ともなると140にもなるので、それはそれで大変です。これで部材数100が揃いました。残り40は左の長い部材(後脚用)の加工が終わってからになります。

基本的にサイダさんの椅子のトレース(真似です)なんですが、一部改良しました。前脚と後脚を繋ぐ幕板のホゾを長くして、ホゾの接着が切れるのを予防するため、幕板を受ける側を15mmだけせりだすようにしてあります。

座った状態で前後に揺らす事が多い様で、脚が30mm角では対応が難しいからです。

シーズニングの期間を除いて、仕掛からここまで6日です。あと4日ぐらいで組み立てに入れますので、その後の塗装と座編み含めて18~20日で10脚完成となるでしょう。

思いのほか早くできたのは、うたちゃんの椅子バージョン2のお陰です。基本構造を同じにしたので、治具の作り方や加工手順で迷うことがなく、スムーズに進行出来ました。

次回には完成した姿をお目にかける予定です。  乞うご期待。

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