カナディアンカヌー

カヌー制作その3

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今回は「その3」ですが、これは多分「その50」以上になるんではなかろうか。

模型の外側にグラスファイバーウール(ガラス繊維で織った布)を被せて、上からウレタン樹脂を塗ります。

船体はヤワな針葉樹で出来ており、水密性は全くないんですが、この工程で水密性を確保します。船体強度を上げるっていう説もありますが、ちょっと疑問ですね。

グラスファイバーウールって奴は、とんでもないヤクザな材料で、船体に密着させようとしてちょっと引っ張ると織り目が滑ってしまいます。

余分な部分を下手にカットするとガラス繊維が飛散して肌がチクチクします。有名なアスベストみたいなもんですから、最新の注意が必要です。

ウレタン樹脂がネトネトに付いています。この状態では樹脂の厚みはバラバラです。

とにかくガラスファイバーウールが動かない様に、樹脂の粘度を頼りに全体に撚れが出ない様に塗り広げて行きます。

20分程おいて、樹脂が固まり始めたらヘラで余分な樹脂を掻きとりながら、なるべき均一な厚みになるように均して行きます。

3時間ほどして指で触ってもべた付かない程度まで乾燥したら、2回目を塗ります。

2回目はなるべく厚く、多少垂れて流れる程度に塗ります。樹脂の厚みをどれだけ出せるかが勝負の様です。

今回の模型は2回塗りですが、本番は3回又は4回塗りにした方がよさそうです。

外側の樹脂塗装が終わったので、船体を型から外しました。向こうにある型はこれでゴミ箱行きです。

あとは船腹上部の「ガンネル」っていう部材(ガンネルっていうのは本来船腹と甲板の接合部を言うんですが、カヌーの場合は船腹上部防舷材と解釈した方が良いと思います。)やら、「スゥウォート」っていう横方向の補強材やら、漕座やらの艤装をし、仕上げのニス塗りをして完成です。

一寸法師のお船を完成してもちっとも面白くないんですが、何とか最後までやろうかとは思っています。出来るかどうか自信はありません。

意識は既に1/3スケール模型に移ってしまいました。

5X12X1800の杉材(船腹の材料ですが、カヌー界ではストリブ材って言うそうです)の木端の加工に掛かります。専用のJIGを作って加工するんですが、JIG作りとBITの位置決めが最大の難関です。材の厚みが5mmしかないので、BITのポジション調整に予想以上の時間が掛かってしまいます。

何とか加工終了。80本ほどですが、それほど苦労せずに終了。3本くらいは逆目を喰らって欠けが出てしまいましたが、多分60本未満で出来るはずなのでこれで大丈夫としておきます。

最初に凸部の加工をしますが、この時に木目の方向を読んでおき、凹部の加工は必ず逆側から通すようにしました。それでも途中で木目の方向が変わることがあり、場合によっては欠けが出てしまうのは仕方ありません。

いつだったか忘れちゃいましたが、80センチぐらいの材料を、途中で部詰めした時に出た2.5mm程の端材を保管してありました。

こういう材料を作ろうと思うと鋸代の方が多いのでストレスが溜まります。今回の船首・船尾部の「ステム」っていう、湾曲した竜骨みたいな部材を作るのにドンピシャでした。

左が保管していた薄板。2.5X12X800ぐらいで20本ぐらいありました。

その右は丈を詰めた残り。まだ捨てません。

その右が「ステム」用に8mmと7mmに幅を詰めた材料。それぞれ6本づつ12本です。

一番右は幅を詰めた残り。これもまだ捨てません。とことん、骨の髄までしゃぶりつくしてやります。

何だか興奮してきたのでつづく。

 

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