工房 竹細工

かいつまんで半年間の状況報告

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やっと帰ってきました。

8月の末にネットの使えない環境に移ってしまったので、取り合えずその間の状況を報告しておきます。

今時ネットが使えない環境なんて、塀の向こうしか無いじゃろうと仰る方がいないとも限らないでしょうが、決してそうではありません。海外某国なら塀の中でも使えるようですが、OYA-Gの場合は敢えて使えるようにしなかっただけなんです。

去年の5月にカヌーが完成してからは、どういう訳か家具の注文が減ってしまい、主として漆と竹工芸に埋没していました。

螺鈿蒔絵の硯箱です。7か月以上かかりましたが、初めて満足のいくレベルの仕上がりになりました。

最大の満足ポイントは表面の仕上げです。初めて傷の無いほぼ完ぺきな鏡面仕上げが出来ました。

2月に完成して、師匠の住所の市美展で市長賞(部門の首席)を頂きました。ま、審査委員長は私の師匠だったんですがね。

この仕上げが出来るまでに7年かかってしまいました。ようやく最初の扉が開いたって感じですが、開けるべき扉は現時点で5つほど見えています。120歳まで精進すれば人間国宝とは行かぬまでも、それに近い境地に達成できるかもしれません。

受賞スピーチでその旨発言しましたが、皆さまキョトンとした顔をして、捗々しい反応がありませんでした。冗談の解らん市民じゃったです。

こっちは竹細工。蜘蛛の巣編みの花籠と、手提げバッグです。

花籠は4つ目、バッグは3つ目です。

すぐに5つ目の花籠に掛かりました。

右のはひご幅2.8mmですが、5つ目は2.5mmで少し小振りにします。

4つ目を編んでいるときに、ちょっと締まりが無いなあと見えたので、一回り小振りにしてシャープな印象にしたいんです。

3つ目までは完成させることに必死で、全体のバランスや印象に気を配る余裕がなく、仕上がりのバランスが悪かったり、歪んでいたりしてたんですが、漸くバランスの良い姿になってきたと思います。

最初の3つは30~40点、4つ目が65点っていう感じでしょうか。

なんで「蜘蛛の巣編み」って呼ぶかというと、ご覧の通りです。

手前が5つ目の底編みを終わったところですが、6角形の底の編み目が蜘蛛の巣に似てるっていう訳です。この底編みは他のヒゴと絡んでいない部分が大きいので、これ以上大きくすると不安定になるので、底の部分が小さくて縦長の作品しかできないようです。

木工の方も全くやってなかった訳じゃあありません。椅子やら玄関ベンチ、子ども椅子、整理棚など途切れ途切れにあった注文はこなしてたんですが、ブログにUPするほどの内容が無いので割愛します。

8年以上経った作業台がかなり傷んできたので、甲板をひっくり返して新しい甲板面にします。

甲板はそれぞれ長手側の框材にダボで差し込み固定してあり、ひっくり返して2度使えるようにしておいたんです。更に痛んだらどうするって?そらまあ、新しい甲板を作れば良いだけです。その時点でまだ木工をする気力があればの話ですがね。

 

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