木工制作

明代の鳥籠

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え~と、前回はここまでだったよね。

これは何かっていうと、紫檀の薄板から8mmX4mmx40cmの細い棒を切り出したところです。

これを更に半分に挽割って4mm角にします。

「ザ・イス」を納品した後、一種の虚脱状態になっていて、まともな仕事?が出来ないでいたんですが、閃きました。

http://marichakoo.jugem.jp/?day=20110128

この記事に出てくる鳥籠のレプリカを作ろうと思います。

記事にもあるとおり、普通は竹で作るであろう丸ひごの部分も含めて、全て紫檀で作ってあるんです。そのことに気付いた時にはギョッとしました。その時は「いつか作るかもしれない」って書いてますが、ニュアンスとしては否定的です。「こんなことしてる暇はないもんね」って気分でした。

でもねえみなさん、暇になったんですよね・・・・・。

っていうか、何かトテツモナク手間のかかる、ややこしいものを作ってみたくなったんです。後遺症でしょうかねえ。

その為に絶対にクリアーしなければいけないのが、径3mmの丸棒(丸ひご)を作る事。それも可能な限り効率的に作る必要があります。他にも厄介で加工困難な部分が沢山あるのですから、1本ずつ鉋で削り出すなんて悠長な事をしていたのでは死ぬまでに完成はしない恐れも出てきます。

本当は完成まで秘密にしておきたかったんです。

もう一つ同じものを竹で作り、竹製の方は2万、紫檀製の方は30万って公開して、読者諸賢の度肝を抜いて差し上げようかと画策してたんです。

ではなぜ仕掛前に公開したかというと、行き詰っているからです。

木工旋盤によらない丸棒づくりは、多くの先達諸氏が様々な方法を考案されていますが、いずれも3mmなんていう細さの丸棒を想定しておらず、なかなか適切なやり方を見つけ出せません。

その中で一番有効かと思えたisuakiraさんのチップソーの刃を使った治具に狙いを定めて相談しましたが、「細すぎるので回転力によって棒がネジ切れる(折れる)可能性大。」っていうことで、あえなく却下となりました。

誰か考えてくれないかなあ・・・・。ほんで、うまくいったら、そしてもし物好きがいて本当に30万で売れたらアイディア料として5万ぐらい進呈しますけど。

あ、いや、あくまで売れたらだからね。売れなかったらタダ働きっていうことであらかじめ了解願います!!

もう一つ。こっちは簡単(でもないけど)。

黒檀の箸を作ろうかと思案してます。上2つが材料の粗材。その下が粗材の厚みなりに6mmで切る出した板。

その下2本が6mm角にカットしたもの。一番下が完成品です。

近所の「リゾートホテル」って名乗っているショボいホテルの売店で売っていたっていう代物です。長さ235mm、元の方は5mm角、先端部は2mmになっていて、華奢でスタイリッシュな箸です。お値段は1膳1800円ですと。

元奴隷兼弟子のK君が作れって言うんです。

「実家に行ってこの箸が気に入ったんでその旨申し伝えたんです。いつもなら大概のものは<持って帰れ>って言うんですが、無言で無視するんですオカンが。OYA-Gさんならチャチャっと作れるでしょ?絶対売れますって。」

って言うので、やってみる気になりました。

実は一番上の黒檀の端材、捨てる程あるんです。

10年ほど前に、車で3時間ほどの山陰は出雲地方のある街を通りかかった時、ある家具屋に「端材あります」って看板を見つけて発見したものです。

ミカン箱3個に子の端材がぎっしり。「全部買うけど幾らにしてくれる?」って聞いたら、店番のおばちゃんが5千円だって言うんで即刻買い。

その後引き出しの取っ手の一部に使ったぐらいで、ほぼ放置していたものです。

前述のK君の発言は1年以上前なんですが、「俺はねえ、家具を作ってるんであって、こういう小物は作らないの。タクミを嘗めたらイカンゼヨ。」って見栄を張ってました。

暇だし、まあやっても良いかなあって感じです。取りあえず20膳ほど作ってみましょう。

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