矧いだ甲板の両端に端嵌めを取り付けます。
端嵌め材の甲板本体との接合側の木端は、両端からみて中央部を1mm弱控えるように削ってあります。
甲板幅1mに対して中央部30センチ程は接着剤を入れ、残りの部分は接着剤を入れないで甲板の収縮をかわすんですが。接着する中央部は両側からクランプで強制的に密着させます。そうすることで両端部分には甲板側に寄っていく力が掛かっている状態になります。
単純な直線に加工すると、両端の密着が悪くなる事が懸念され、その危険回避策なんです。
このやり方はあまりお目に掛からない方法ですが、ワタクシとしては有効性は高いと思っています。
ぴったり着いてます。
最難関の甲板が無事仕上がりました。5/4インチ材で仕上がり厚24mmを目指していたんですが、25mmに仕上がりました。
残すのは脚部の組立てと塗装だけなんですが、脚部を組み立ててしまうと工房内で身動きするスペースが無くなるので、納品日の5日前を予定しています。
よくあることですが、施主様のリノベが納品日7日前に2週間延期となりました。従って2週間丸々手が空いてしまいます。予約しておいた赤帽君もキャンセルしました。納品日に勝手のわかっているMDD君に助っ人を頼んであったのですが、これも延期依頼。MDD君は現役のサラリーマンで子育て中なのでちょっと申し訳ない気分です。
2週間何をするか考えます。
つづく