木工制作 竹工芸

木工復帰

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7月初旬から1か月半、来る日も来る日もひたすら竹ひご作りに没頭していました。

右側の長い3束が目的のひご。

幅2.8mm、厚0.25mm、長さ93センチで260本あります。

使った竹は直径7~8寸のものが12本。全く無駄が出なければ700本ぐらいは取れるはずですが、結果は上記のとうり。

失敗はほぼ真ん中にある節の部分で起きます。

厚みを削いでいくのに「透き銑」っていう道具を使うんですが、節の所の凹凸をうまく超えられなくて切れてしまいます。ある程度の失敗は覚悟しているのですが、目標としては成功率65%ぐらいを確保したいところです。

今回の平均は40%未満ですから、目標には程遠いレベルです。

どこかに決定的なポイントがあるはずなんですが、今回のトライでは見つかりませんでした。

ひご作りは同じ姿勢で同じところに力が入るので、左の肋骨周辺と右上腕の筋肉痛が出てきました。

真ん中の短いのが失敗したものの内、節部分以外は使えると判断したもの。長さ45センチぐらいなので、小品には使えます。全体で600本ぐらい取れました。

こっちはいくらでも出来てきます。

左の白っぽいのは、本来は捨ててしまう身の部分で作った網代用のひご。

教室には持っていけませんが、拭き漆をかけて網代を編み、ちょっとアジアンな仕上げにしたい家具で、扉などの鏡部分に使おうと思って試験的に作ってみました。

南アジア一帯では家の壁面や出入り口のドア、窓なんかに網代の苫を使っているのを頻繁に目にします。家具に使うっていう発想は面白いと思って・・・・。

試しにちょこっと編んでみました。身ひごは柔らかいので4mm位で十分目が詰まるようです。

編む時はこういう風に両面テープの上に縦ひごを並べて固定してから編みます。(言っときますけど、教室で教えて貰ったんじゃないよ。)

家具の扉に使うぐらいならすぐに編み上がる事は確認できました。ひご作りには相当な時間が必要ですけれども。

今度作ろうとしているのはこれ。別にこの花籠を良いと思ってる訳じゃないんです。網代編みの技法習得には良かろうかと思っただけです。

この花籠を2つ3つ作ってから、本来の目標である硯箱に進もうと思います。

 

短い方のひごで底部分の編み方を練習しました。「本の記述通りにやれば誰でもできます。」って言われて始めましたが、泣きそうになりながらやって丸4日ほど掛ったでしょうか。

後からわかった事ですが、肝心なポイントがあって、それを見つけなければ絶対に出来ないんですが、本にはそんなことは全く書いてありません。

教室でその旨抗議(って言っても、抑揚を押さえた低い声で事実を申し述べただけですけど)しましたが、先生は全く反応なし。「いや、そういう考え方もありますねえ。私はそういう風には考えないで出来ましたけど。」って、訳の分からない事を言っておしまいでした。

ここからコテを当てて起こし、胴の編みに入ります。

念のため2つ作っておきました。

本番の長いひごを使うのは練習がうまくいってからにします。

胴編みの時に必須の編み替えも練習しました。

網代で作りだす模様はかなり幅が広く、複雑なんですが、技術的には「規則性を守る」ことに尽きるようで、意外に早く習得できそうな気がします。

というわけで、1か月半に及んだ竹細工専修は一旦休止。

刃物の研ぎと同じで、いくら根を詰めても一度に上達することは難しいと悟りました。

今までの木工中心時々竹細工と漆っていう状態に戻ります。

さあ、いよいよ難関の椅子が待っています。年内に試作1号が完成すれば良いんですが。

 

 

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